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2009年10月01日

国際非暴力の日のための祈り

    
   マハトマ・ガンジーの像    

  皆さま今日は、10月に入り、秋の色も濃くなってまいりました。

  皆さまと一つのお祈りを共にしたく思い、お知らせいたします。
  
   ”2009年10月2日は、平和、正義、和解の福音を真剣に

  受け止めようとするすべての地球市民にとって、大切な日です。

  インドの独立に貢献し、世界中の市民運動にインパクトを与えた

  マハトマ・ガンジーの誕生日にあたる10月2日が、2007年

  6月15日、国連総会において加盟国192カ国により国際非暴力

  の日と定められました。

   マハトマ・ガンジーは、非暴力を生き方として選択し、抑圧に

  抵抗する最良の方法と信じる世界中の人々のモデルとなって

  います。
  

ガンジーの言葉から

「非暴力は、人間に与えられたもっとも偉大な力です。非暴力は、

人類の知恵が創りだしたどのような破壊の兵器よりも、力あるものです。

非暴力は、決して受身、受動的であることを意味していません。それは、

何よりも能動的な力です。非暴力は、最高の掟であり、暴力のトレー

ニングを受ける人が、殺す技術を学ぶように、非暴力トレーニング

においては、死に方を学ばなければならないのです。

自分の人生において非暴力を表現できる人は、あらゆる残酷な

力を超える力を行使します。私たちは、非暴力の分野における

驚くべき発見に驚嘆し続けています。私が、楽観的でありうるのは、

一人ひとりがもっている非暴力の無限の可能性を信じている

からです。この可能性を自分自身のうちに深めれば

深めるほど、それはまわりに浸透し、やがて地平線の彼方まで

広がるでしょう。真実と非暴力を個人的な生き方だけではなく、

人間の集団、共同体、国家のありかたとしなければなりません。

これが私の夢です。非暴力の実践が、普遍的になるとき、

神のみ国が天においても地においても実現するでしょう。」


(「マハトマ・ガンジーの著述―ジョン・ディア編集 ニューヨーク 

オルビス・ブックス 2002」

共同の祈り

* 戦争、貧困、飢餓、人種差別、性差別、死刑、拷問、中絶、

核兵器、地球の温暖化とあらゆる暴力がこの地上からなくなりま

すように


平和の神、わたしたちの祈りを聞き入れてください。

* 平和を創る新しい世代、新しい教師、預言者、使徒、福音の非暴力の

聖人、チャンピオンが、この世界を暴力から非暴力に変革し、

戦争と核兵器の廃絶に私たちを導き、たがいに和解し、

平和と非暴力の新しい文化を創りだすために。


平和の神、わたしたちの祈りを聞き入れてください。

           シスター マリア ベネディクタ



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Posted by シスター at 21:46 │祈り

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