› シスター便り › 日記 › この道は

2012年03月06日

この道は

 みなさんこんにちは!好天気が続いたあとで、雨もように

 なりました。一雨ごとに暖かくなるということを思いながら

 庭の木々を眺めるこの頃です。

 「どうしてシスターになったんですか?」と聞かれます。

 答えるのはそう簡単ではありませんが、それでも何か答えて

 みたいと常常思っていました。ひとりのシスターの修道生活

 への道のりを簡単にご紹介してみます。
 

 1)この道は遥かな道              
        

        この道は
   

   ”よく考えてみますと、私の、修道生活への召命物語の

    出発点にいたのは母でした。キリスト教となんの関係

    もない世界で生まれ育った私は、小学校6年生になった

    時、卒業後の進路を決めなければなりませんでした。

    その女学校を選んだのは母でした。どうしてか知りませ

    んが、私の町内にその女学校に通っていたお嬢さんが

    いたのです。私の修道生活への召命はここから始まった

    のでしょう。幸い母の好みのミッションスクールに入学

    し、キリスト教と、修道女(シスター)方との初対面が

    ありました。はじめての世界に入りました。そのミッ

    ションスクールを卒業後、シスター方のご指導をいただき

    洗礼を受けました。”

        


        この道は

   ”ある日、私は先に洗礼を受けていた一人の、勤務先の友人と

    歩いていた時に、その友人が「私修道院にはいろうと思うの」

    とポツリと言いました。私は何も答えませんでした。数年間

    シスター方のおそばで幸いな学園生活を送ったのに私は、修道

    女になるなどとは考えたこともありませんでした。でも、この時

    私の内に種が蒔かれたのでしょう。その後すぐに私もシスターに

    なろうと思い始めたのです。”
        


        この道は

       ”冬枯れの庭に一輪咲きて佇つ

        白き花びら泪たたえて”
 


 2)この道は信仰の道

   ”紆余曲折の道のりがありました。7人兄弟の2番目の私の下には

    5人の小さな弟妹がいました。戦災で家は焼け全てを失った両親

    の苦労はどんなに大きかったことか。女学校を卒業後就職し、家

    計を支えて10年待ちました。志はいつも変わりませんでした。

       
       ”内深くいまして我を待つ神に

        まみゆる幸を憧がるる日々”


 3)この道は喜びの道
        


        この道は


       ”この道をもう戻るな とみ助けを

        たまわりて主は傍(かたえ)にいます”

       ”着衣式の朝の聖堂(みどう)に常のごと
        
        師は 娘よ と呼びかけ給う”


       ”外つ国(とつくに)の姉妹らとともに

        集い来て過ごしし日々の豊かさに汲む”

        この道は


        

           




 



同じカテゴリー(日記)の記事
ひとすじに生きる
ひとすじに生きる(2023-09-29 16:48)

執り成しの祈り
執り成しの祈り(2023-07-08 11:05)

母の日
母の日(2023-05-14 11:19)

空は青いのに
空は青いのに(2023-04-30 17:14)

小さな花
小さな花(2023-04-24 15:38)


Posted by シスター at 11:42 │日記

削除
この道は