聖ジュゼッピーナ・バキータおとめの物語

シスター

2019年02月11日 19:55

2月8日は、スーダンの保護者聖ジュゼッピーナ・バキ
ータおとめの記念日です。

   

バキータは1869年スーダン西部南ダルフール地方のオルゴッサ村
で誕生。「幸せな生活を送っていた」と彼女は言ってい
る。7歳の頃アラビア人にさらわれ、奴隷商人に売られ過酷
な奴隷生活を送り、20歳の時、自由の身になる。洗礼を
受け修道院に入り、料理や縫物をし、その穏やかで優し
い人柄によって、人々から「母」と慕われた。自伝を公
にしたため、人々に知れわたった。

バキータのことば
「私が死ななかったのは、私を素晴らしいことのため
に用いようとされた、主の奇跡なのです。」

「人々は私の過去を聞くと”かわいそう!かわいそ
う!”と言います。でも、もっとかわいそうなのは私を
苦しめた人です。私を誘拐し、ひどく苦しめた人に
会ったら、跪いて接吻するでしょう。あのことがなか
ったら、私は今、キリスト者でも修道女でもないから
です。」

教皇ヨハネパウロ2世のことば
「現代は、不信、暴力、富、快楽をひたすら追求する抑
制の効かなくなった暴走的社会です.主イエスは、この
ような時代に、本物の幸福、”至福”の秘訣を教えてくれ
るシスターバキータを”みんなのシスター”として、時空
を超えて、再び、賜物としてわたしたちに贈られまし
た。」

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