テレジア

シスター

2017年10月16日 14:58

カトリック教会では聖人の記念日があり、信徒は彼らの
生き方を模範とし、取次の祈りを捧げています。10月に
は聖テレジアの記念日があります。彼女は、15歳で修
道院に入り24歳で亡くなった方ですが、彼女の自叙伝
は20世紀のカトリック教会に旋風を巻き起こしました。

  

長崎で原爆に遭い、寝たきりの状態で書かれた「長崎の
鐘」の著者永井隆博士も、”テレジアの自叙伝について
「そこに信仰の極意がある」と言っています。

テレジアの自叙伝からの言葉をご紹介します。

”私は今、過去をふり返ってみることのできる生涯の時
期にきています。私の霊魂は、内外の試練のるつぼの中
で熟しました。今、嵐に強められた花のように頭をもた
げてみますと、詩編23の言葉が私の上に実現されてい
るのがわかります。

   ”主はわたしの牧者、

    わたしには乏しいものがない。   

    主は、ある時は緑の牧場に私を横たえ、

    ある時は憩いの水辺に伴い、

    倦まずたゆまず、養いたもう。

    たとえ死のかげの谷を歩んでも、   

    わたしは災いを恐れない。

    あなたが、わたしと共におられるから。

    主の恵みといつくしみに生涯伴われ、
  
    わたしはとこしえに神の家に生きる。”

    (旧約聖書詩編23)

 
   
 

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