イエスとの出会い

シスター

2011年09月03日 11:59

 みなさまこんにちは!残暑は厳しいですが、お元気ですか?

 今日はいつもと趣向を変えて朝の祈りの時の聖書のことばを

 皆様と分かち合いたいと思います。
 

        

 
 ヨハネ福音書の始めのところには、イエスが弟子たちをお呼びになる

 場面が描かれています。イエスに呼ばれて弟子になった人は、共通

 してまた他の人をイエスのところに連れて行きます。その中の一人、

 ナタナエルはフィリッポからイエスのことを聞きますが、あまり興味

 を示しません。そこでフィリッポは「来て、見なさい」と言ってイエス

 のところへ連れて行きます。ナタナエルを見たイエスは「この人には

 うそ偽りがない」と言います。彼は、今までそのようなことを言われた

 ことがなかったのでまず驚きます。偽りのない生き方をするためには

 多くの人知れない苦労があったので、それを分かってくれる人がいた

 ということは驚きだったわけです。彼は「どうして私をご存知なの

 ですか」と聞きます。イエスは「私は前からあなたを見ていた」と

 答えます。”えっ私は知らなかったのにこの人は前から私を見て

 いたって、これどういうこと、私っていったい何者、この人は誰”

 じっと自分を見つめるイエスに自分への愛を感じたナタナエルは、

 突然、何か分からないが、自分の中から突き上げるようなものを

 感じて「先生、あなたは神の子です」と叫びます。 

 自分を信じる一人の人を見出したイエスは、ナタナエルに向かって

 「これからあなたはもっと偉大なことを見るであろう」と約束します。

 心を開いて受け入れる人には、惜しみなくいくらでも恵みを与えよう

 とするイエス。

 
 ”イエスに愛され認められていると知ったナタナエルは、全てをなげ

 うってイエスの弟子になり、人々に自分の体験を伝えていきます。"

 
 "このイエスの愛は、今でも私にも向けられている、それはどういう

 ことか体験しないとよく分からない。ナタナエルのもっていたあの

 熱意を与えていただけたら。

 主よ、私にも、生きるため熱意をお与えください。”
 

 (新約聖書ヨハネによる福音書1章45~50)  

関連記事